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張り出しエアロで、ローフォルムなクルマ造り!!耳付きの純正加工フェンダーには巻かない面白い加工が隠されていた!!可動式フェンダーの魅力と張りベタStyle

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア
昨今、ローフォルムでSimple&Cleanなクルマといえば、純正エアロで下げる“純ベタ”が主流になりそうな勢いがあるが、張り出しエアロを使った見せ方も今一度見直したい。

あえて張り出しが新鮮

Msportsのバンパーが、印象的なS15シルビア。オーナーのMさんは、1年程前にs14から、このs15に乗り換えた。以前のs14もローフォルムでSimple&Cleanと、基本的なスタイルは変わらないそうだ。
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

「純正で下げるスタイルが好きなんですけど。あえて、買った時につけたエアロで下げてみようと思って。張り出しのフルエアロで下げて、ムチムチにして、面出してカツカツにしても新鮮なんじゃないかなという事で、今回フルエアロで造ってみました」

個性的なアプローチ

いつの頃から「張り出しは卒業」といったキーワードが広まった。スポーツカーのゴールデンエラとも呼べる90年代には、雑誌を開けば個性的なエアロが紹介され、アフターパーツメーカーも自社ブランディングに、オリジナリティを盛り込んでいたが、時代の流れと共に、個性の追求を控えているように感じる。
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

主観であるが、純ベタと呼ばれるスタイリングは、日本の90年代を一世風靡した、個性的なエアロ達のカウンターカルチャーのような流れとして受け止めている。

だが、端的にカテゴライズするのではなく、単純に良いもの良い、カッコいいものはカッコイイものとして評価すべきだ。何故ならオリジナリティの追求、探索から新しいムーブメント生まれると考える。

そうしないと、いつまでも海外からの流行ばかりを追い求めるハメになるであろう。
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

NAベースのs15

話は戻るが、オーナーのMさんにマシンスペックを伺った。聞くとNAベースの車両で、14エンジンが載っているらしい。

「エンジンは14エンジン。14ハーネスでパワーFC制御。TOMEIのポンカムに、アペックスのメタルガスケットと、メーカー不明の等長エキマニ。Z32のエアフロに、タービンはアペックスのAXタービン。オイルクーラーはトラスト。インタークーラーはHPI」
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

「ラジエターはちょっとメーカーが分からないんですけど、冷却ファンがgktech。風量が増えるみたいでつけてみました。で、NISMOのローテンプサーモ。あとは、スプリットファイヤーのイグニッションコイル。インジェクターは、たぶん555ccくらいだっと思います、NISMOかな。エンジンカバーは結晶塗装で、インマニは磨いてるだけです」

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

フェンダーの内側は叩きすぎてしまったようで、リザーバータンクは小型の容器に変更し、ウォッシャータンクは、袋タイプに変更している。

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

サーキット思考な味付け

冷却ファンのgktechもそうだが、ここ最近、オーストラリアのメーカーのパーツをつけているマシンを時折見かける。価格を見ていても十分ストリートユース向けになってきている印象を受ける。

パワーに関しては、壊れにくく走りやすい300馬力台。元々グリップ車両だったマシンを、ドリフト仕様に変更して乗っているので、do-luckのフレームバーやロアアームの補強、デフマウントのリジット化など補強類は、そのまま生かしている。
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

「馬力はおそらく350〜360くらい。ブーストはHIが1.2?まぁオーバーシュートしてるんで1.3くらいで、LOだと1.0。普段?1.2で(笑)サーキットとかもずっと1.2で走ってます。セッティングが濃い目なんで下が詰まっちゃうんですよ、4000回転から下は使えなくて、常時上だけみたいな」

ドリフト仕様

ローフォルムでドリフト仕様。気になる足元をチェックしてみた。
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

「ホイールはSHOGUN。サイズは、フロントが9.5jのオフセットが+20に、スペーサーが30mm。リアは10.5jの+15で4mmスペーサーです。タイヤは前後共、215/35/18ですね。リアは、バランス取るには225/35とかの方がいいんですけど、買った時フェンダーが、ナローだったので、今のサイズは暫定で。最近また、ちょっとフェンダー広げたんで、225/35の方がやっぱりバランスは取れると思うんですよね」
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

「ロアアームは、純正加工の30mm延長、イケヤタイロッド。タイロッドエンドとピロテンションロッドは、最近変えたんですけど、オリジンにして。ナックルはSBコーポレーションのオリジナル。リアはアッパーアーム、トラクションロッド、トーコントロールロッドはKTSでまとめています。車高調はファイナルコネクションに、326パワーのチャラバネ、F16キロ、R14キロを組み合わせて乗ってます」

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

キャンバーについては「フロントが9度半で、後ろはたぶん3度半くらいですね」との事。ナックルとの相性も良いそうで、切れるのに違和感なく自然に乗れるそうだ。

外装

外装については、Msportsのバンパー、ボンネット、サイドステップ、リアバンパーにメーカー不明のルーフスポイラー。ステッカーは控えめに、ハチマキ程度に押さえてシンプルに見せている。
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

「フロントフェンダーは、純正フェンダー加工で、15mm出してもらって、アーチも15mm上げて、純正風に耳付けてもらって。車高下げても巻きにくいようなフェンダーにしてもらってます。後ろはまだ手を付けてないんですけど、とりあえず叩いてもらって、収まるようにしてあります」

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

「街乗りからサーキットまで、基本的にはどこでも走れるようにしています。車高低くいように見えても、どこでも走れるように。サーキットは日光と本庄サーキットが多いですね」
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー

本マシンで一番気に入っている箇所は、耳付きの純正加工フェンダー。耳にあたる部分は、パテも薄めで割れにくいように造ってもらい、裏側には鉄板が溶接され、万が一干渉しても、割れない工夫が二重にされているそうだ。加えて、こんな面白い加工がされていた。

「あと、フェンダーを可動式にしてもらって。ある程度、フェンダーが外に出るような造りになっています。この状態でバンプすると、当たっちゃうじゃないですか?そうすると、ここにバネが入ってて、ずれてくれるですよ」
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

単純な造りだが、干渉しても外に逃げるようになっており、強力にヒットした場合なども、バネが外れるようになっていて、フェンダーを守るようになっている。

これにより、手間をかけて造ってもらったフェンダーも、割ることがなく、実際に見たところ、フロントフェンダーは、走っているとは思えない程、綺麗な状態を維持していた。

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

張りベタ!?クルマは楽しむ派

「仕事して、まぁ、出来るところは自分でDIYして、だめなとこはお店に出したりで。自由に乗って楽しんでますね。どっちかと言うと、楽しくワイワイ系?ですかね」

仕事とクルマ遊びの両立を、ほど良く楽しんでいるMさん。彼のクルマ造りに関するスタイルは、ローフォルムながら、どこでも走れるクルマ。
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

今回見せてくれた、張り出しエアロでローフォルムというコンセプトのシルビアは、“張りベタ”とでも言うのであろうか、純ベタと異なるコンセプトであるが、“まとめている”という点では、そのスタイルを確立しているのではないだろうか?

個性という観点から見て、今一度見直したい要素である。
巻かないフェンダー、面白い加工がされたS15シルビア

彼によると、今後もシルビアは煮詰めていくそうだ。
「とりあえず、もう少しクルマ造りを煮詰めていって、下げても、より乗りやすいクルマにして走りたいっていうのと、走行会でドリコンとかでもトロフィーを取れるように走りたいなぁ、みたいな。そんな感じですね。テクニック的なところも含めて。このクルマを買って時間が経ってなくて、暫定でとりあえず動かしてる所もあるんで、そういう所も、きっちり造って走りたいですね」

Written by: Maruyama
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