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群馬のSBコーポレーションに聞く、走れるローフォルムなドリフトカーの造り方

SBコーポレーション
これほど、お客さんとの距離が近いショップも珍しいのではないかと思う。何しろ営業時間は「お客さんが帰るまで。だいたい10時11時くらいかな」と代表の下平さんは話す。

敷地内には、オールペンやエンジン載せ替えなど、作業待ちの車両がずらりと並ぶ。お客さんは群馬、埼玉を中心に遠方から来られる方も多いそう。

特に宣伝もせず、口コミで広がる人気ショップ。どんなお店なのか非常に気になり営業中にもかかわらず、長い間お邪魔してしまった。
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学生も多く訪れるお店?

代表の下平さんは、ドリフト歴22年のベテランでお店を開業されてからも、現役でドリフトを続けており、ショップのオーナーとしてもドリフトの先輩としても信頼の厚い人物。

先日、記事にさせてもらったS14の島さんも、ドリフトのイロハを下平さんに教わり、ラリーの世界へ羽ばたいていった。

学生が多いと聞いたのは「学ドリでお客さんを色々サポートしてたんで、そういうイメージかも」との事。
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スタイリングも大事

SBコーポレーションは“走れるクルマと魅せるクルマの両立”を追求してきた。

「最近は、シャコタンが敬遠されがち(ドリフトは大会を意識して車高を上げる傾向にある)。こんなんじゃダメだとか、車高上げなきゃダメという風潮あると思うんですけど、うちは逆に応援してあげたい。とりあえず、やりたいようにやってもらって、楽しんでもらって。若いうちから、大会、大会ってやってると続かない子が多いんで」

「そうそう。うちに来てるお客さんに言うのは、とりあえず30歳位まではシャコタンでも何でも自分のやりたい方向で楽しんでって。で、余裕が出てきたら大会に出てもいいんじゃないの。それくらいの長い目で見てやってほしい。大会はメンタル面もあるし、財力も必要だし、そこでローン組んで、タービン組んで無理して行き詰まるよりは、まずは楽しんでほしいなって」
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チューニング、板金塗装、オリジナル加工まで

下平さんは非常にスキルフルで、チューニング、板金塗装、パーツのオリジナル加工まですべて一人でこなしている。これだけの事を一人でこなすのは並々ならぬ苦労があるかと思う。

それなのに価格は非常にリーズナブルだ。例えば13系でオールペンは7万円〜(ドア内など除く外塗り)、ナックル加工3万円〜、ロアアーム延長加工7千円〜(1本)、メンバー上げ加工5万円〜、フェンダー切上げ3万円〜(一箇所)。

上記の中でも、ナックル、ロアアームの加工は数が分からないほどの台数を手がけており実績もある。特にナックルはピーキーにならず、マイルドに“切れる”と贅沢なナックルで好評だそうだ。
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SBコーポレーションに聞く、高年式の車両にありがちな症状

今回、筆者の180sx(10万キロ目前)を持ち込んで、点検とありがちな症状について伺ってみた。

「うちに来るクルマで言うと、パワーが出なくなったというのは、パイピング類のエア漏れが多いかな。シリコンホースとか。あと、これは社外インタークーラーになってるけど、純正のインタークーラーだと、パイピングのつなぎ目からエア漏れが多いんですよね」

「それと、純正タービンだと0.75までブーストかかるけど、そこまでかからないって場合は、純正のアクチュエーターのバネが柔らかくなってしまって、ブーストがかからないってケースがありますね。そういう場合は手頃な価格だし、のちのちブーストアップするにしても必要なので、HKSの強化アクチュエーターをおすすめしてます」
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この車両を大会でも勝てる、走れるローフォルムなドリフト車両にするには?

続けて、おこがましくもこの車両で、フェンダーがかぶりそうなくらいのローフォルムなドリフト車両を造るにはどうしたらよいか聞いてみた。

「そうですね、まず今の下がらない車高調を変えてもらって…」
「いいですよ、どんどんダメ出ししてください」
「車高調は方向性を決めずに、安いからでとりあえず入れると、あとあと困る人が多いんです」

なるほど、まさしく筆者の事である。リアフェンダー、足回りもチェックしてもらった。
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「13系のアーム類だとトーコンとか真っ直ぐなタイプでは全然ダメですね、オフセット(逃げ)のある、への字のような形をしたアームをおすすめします。その他にアッパーアームとかも車高下げていくと、オフセットさせる為にあまり出てないですけど、逃げのある既製品を買うか、加工するかですね」

「あと、純正フェンダーの切り上げも必要です。こういう貼り付けのFRPフェンダーでもフェンダーのインナー側まで計算して叩いたとしても、限界があるので、プレスラインのトップあたりまで切って干渉しない(ドリフトのような激しい上下運動に対しても)ようにします」

外側から一見しただけで、的確なアドバイスが返ってくるのは流石である。また「このパーツだとこうだから」と言ったパーツに関する知識も、乗ってる本人が感じている感想そのままで内心驚いていた。

「あとはマフラーですね。シャコタンは腹下がネックになってくるので、マフラーはほとんどワンオフになりますね、最低地上高を稼ぐ為に出来る限り上げて、必要であればレイアウトも変えて。それでも事足りない場合は、メンバー上げですね。メンバー上げるとマフラーの取り付け位置も上がるので、バンザイ対策だけでなく有効です」
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「フロントは配線上げが必要になりますね。運転席側は特に太いので注意が必要です。基本的にはフェンダー内に残さないのが前提。配線上げした上で、フェンダー内の干渉するところを叩いてもらって。あと、18インチだと全切りする為にFRPのフェンダーでも、アーチを切り上げしないと駄目ですね。タイヤは215/35/18、17インチだと205/40/17かな」

配線上げも一応してあるはずが、これではダメとありがたいご指摘を頂いた。

シーンのキーマンとなる人物

SBコーポレーションはレース前夜ともなると、多くの車両が集まりあれやこれやと作業が行われているという。

取材を通して感じた事であるが、どんな業界もキーマンとなる人物やショップの存在は欠かせない。その数は業界のバロメーターと言ってもいいであろう。そういう意味では下平さんのように、面倒見が良くて若手のサポートをしてくれる人物は非常に貴重な存在だ。
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また、一人でここまで作業や接客をこなしていると聞いて頭が下がる思いである。
無論、筆者が言うまでもなく、それはショップを訪れるお客さんも内心は感じているであろう。

でも、たまには缶コーヒーでも買って「いつもお世話になります」と感謝を表すのもいいかもしれない。

少なくとも、お客さんの事を楽しそうに話すチューナーである。

SBcorporation(SBコーポレーション)

〒379-2215 群馬県伊勢崎市赤堀今井町2-763-5
営業時間:お客さんの都合により変動、初めての方は一度お電話ください。
定休日:レース日等
TEL:0270-63-8292
FAX:0270-75-1519
※ご来店の際は、予めご連絡くださいますようお願いいたします。

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Written by: Maruyama
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