三月に公開した木戸さんの180sxが形になったと聞き、筆者はすぐに木戸さんの元に向かった。
そこには以前とは全く別物の、木戸流メイキングが施された180sxがお出迎えをしてくれた。
前回の記事:[前編] 自分の集大成を…LowLife180sx~リメイクまでの過程
ボディの塗装と形を想像から具現化をしてみて
第一印象は、以前までの赤にラメを施した物とは全く違う、綺麗なワインレッドに変わっていた。
木戸さんの視点から見ても狙い通りの色らしく、マツダ純正色のソウルレッドとはいかずとも、日光や夜の街灯に光が差し込むと凄く綺麗に見えると言う。
今回、ルーフも黒に塗り分けしているので全体的に見ても、「低く薄く」見える。
「180sxらしからぬシルエットになった」と木戸さんはニコニコと話す。
「特に後ろから見た時の印象がだいぶ変わりましたね。前につけてたブリスターだと全体的にボディ形状がぼやっとしてる印象なんですよ、180sxって。それも嫌いじゃないんですが、差別化を図るとかそんなの関係なく、今回のリメイクは自分の理想図を追いかけました。オーバーフェンダーをつけたことによりボディの形状にメリハリが付きましたね。しいて言うならば、外装はオーバーフェンダー以外全部純正部品です」
これが集大成?と聞いてみると、この外装になったらなったで悩みが出てきたそうだ。
まずはリアキャンバー。現状を良しとするのか、あるいはもっと寝かせるのかを模索中だと言う。仲間にもリアキャンバーはこのままでタイヤサイズを変更してみては?とアドバイスがあったらしい。
「リアキャンバーが起きてて、太いタイヤを履いてると速そうに見えませんか?実際はノーマルパワーですけど、外装とかキャンバーや太目のタイヤサイズの車って速そうに見えるんで、ちょっと悩んでます」
木戸さんから見た、今後のカスタムシーンや180sx
「流行りとしては自分のは古いと思います。理由は純正外装でフェンダーだけと言うカスタムは終わりが始まりつつあると思います。フェンダーだけやって下げていくと言うのは、各地方での独特な仕様からの派生なので。
逆に言えば東北仕様は、東北仕様でずっと残ってますが、自分らのがリバイバルの東北仕様だと言うのであれば、流行りが長かったのでやっぱり終わりが始まってるかなぁと。
今気になってるものはエンジンスワップと、東北に関して言うのであれば、純正外装からフルエアロがまた流行するのかなぁとか、リアサイクル、リアラジエター、電動パワステ移植などですかね。」