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この車にいつまで魅了され続けるのだろうか

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そういえばこれまでAE92やグランドCIVC、30ソアラなど乗り継いできた。10代の頃は峠や埠頭の雰囲気が好きで夜な夜な車で走り回っていた。あの頃と比べると、これでも落ち着いた車になったが、この180sxには長い間魅了されている。

車は軽であれワゴンであれ、それぞれに良いところがある。好みは人それぞれで、理由もまたそれぞれだと思う。またそれを認める事も勇気のひとつ。

180sxのどこが好きと言われると一言では返答できない。

そして今は盆栽状態である。走ることも好きだが、DIYや眺める楽しみも身に着けた。これと言って、人に自慢できるカスタムはしていない。強いて言うなら先日G-CORPORATIONのバンパーを一部スムージングしたくらい。

無心になれるスペース

エンジンはノーマル状態でブーストアップすらしていないが、カスタムするスピードより色々な所が壊れるスピードの方が早い為、なかなか追いつかないのはもどかしい。ただ、その分カスタムした時の喜びは人一倍かもしれない。現状は非力であるが、ただ運転しているだけでも面白い車であるのは確かだ。

夜の高速や峠を走っている際には、日ごろの悩み事も忘れて無心になれるスペースでもある。

数年前に調べたが、純正色のイエローは登録台数わずかとの事。希少と分かっていたが数年前、ルーフの塗装がやれてきたので黒に塗った。純正志向の方に怒られそうだが、これはこれで満足している。

足回りのモディファイ

昨年、つけていたJICの車高調がヘタってきたので、足回りを見直す事にした。

車高調は無難にBLITZをチョイス、タイロッドはGP SPORTSでリアのアッパーアームは車検時の書類付きという事でクスコにした。それ以外はKTS FACTORYの製品を購入した。

このモディファイをする前、ホイールを18インチに交換したい衝動に駆られていた。車好きな方なら共感していただけると思うが一度そのモードに入ると、最終的には自分に言い訳をして購入してしまう病である。

予てより欲しかったWedsのLXZを探し回ったが18インチは既に廃盤になっており、しばらく見つける事が出来なかった。

足回りのモディファイと同じ時期に18インチのLXZを見つけたので購入した。どうしようもなくボロボロで内側のリムにクラックが入っていたが、このサイズとオフセットは魅力的でけっして安くない価格で購入してしまった。

クラックは修理に出そうと思っていたが、ホイールは曲がりや傷に関しては寛容であるが、クラックに関しては治せるか否かは状態によるらしい。

仕方がないので、ホイールのリバレル(リム交換カスタム)に挑戦しようかと考えたが、メーカーであるWedsに連絡したところリム交換が可能との事で素直にメーカーにお願いする事にした。

ちなみにリム交換の場合、ディスク部分の曲がりがあると受け付けてくれないらしく事前にX線でのテストがあり、結果を聞くまでドキドキした。

最終的には新品を買える金額になってしまったが、このホイールは一度は履かせてみたかったので良しとした。一般人には理解してもらえないかもしれないが、車好きにとって欲しかったパーツをつけて「ニンマリ」する瞬間は、表現しようのない高揚感に襲われる。ただ、「ニンマリ」するだけなのに。

もう少し車高を落としたいが、フロントはフェンダーの内側を叩かないとタイヤが干渉しまう。リアは純正フェンダーが無加工なので、アーチの切り上げが必要だ。このように課題は多くあるものの、それを少しずつこなしていくのも楽しみの一つである。葉巻は吸ったことがないが、「嗜む」とはきっとこういう事なんだろう。

シンプルな室内が落ち着く

室内はシンプルな方が好みだ。180SXの純正シートやのっぺりとしたダッシュボードも好きで、運転席だけRECAROを入れている。改善の余地は残されているが、まだまだ先になりそうだ。サポート力の高いフルバケットシートやロールゲージなども欲しいが、街乗りも兼ねた車なのでそこまで欲張らないでおこう。

理屈は抜きで楽しい車

この車を乗っていて、良かったことといえば近所の子供が指さして「ねー、これなに?」「かっこいいね」と声をかけてもらったり、同じくご近所のお父さんと車談話に華を咲かせる程度だ。

冷静に考えると、最近の電気自動車に乗っていればお金がかかることもないし、故障の心配もない。では何故そうしないのか?

スーパーカーでもない、ましてやスポーツカーでもない、この車にいつまで魅了されるだろうか。

この車両に関するデータ
外装:G-CORPORATIONフルエアロ(一部スムージング加工)
ホイール:クレンツェLXZ 18インチ
前: 9.5j-4/5h 114.3
後: 10j-2/5h 114.3
タイヤ:フェデラル595
前: 225/40/r18/ 空気圧3.0
後: 255/35/r18/ 空気圧3.0
足回り:クスコアッパーアーム、KTS トーコン
gpスポーツタイロッド&タイロッドエンド
Written by: Maruyama
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