マイペースに手を入れてきたデモカーの180sxですが、そろそろエンジンを降ろしてリメイクをと考えています。
メンテナンス
リメイクは東海地方で色々なショップさんにご協力いただく予定なので、なるべくこちらでやれる事は済ませておこうという思っています。
ただ、エンジンを降ろすとなると「あれもこれもついでに…」とやりたくなってしまい何から手をつけていいか分からくなってしまいます。とりあえず疲労してそうなパーツを交換しておこうと思います。
エンジンルームを見ると、まずは見ての通りラジエーターですね。あとはオルタネーター、セルモーター、ウォーターポンプ、サーモスタットあたりでしょうか。
作業はMOONTECHにお願いして交換してもらいます。ラジエーターはTRUST、ウォーターポンプ、サーモスタットは新品、あとはリビルド品になります。
外したパーツを見ると、このタイミングで交換してよかったと思える状態です。メンテナンスとはいえパーツが新しくなると嬉しいですね。
この瞬間はなかなか他の娯楽でも味わえない高揚感があります。共感してもらえるでしょうか?
ガラス交換
場所はrdbaseに変わります。以前から気になっていたフロントガラスの擦り傷。これが目立つのでこの機会に交換しようと思いますが、何とブルーガラスが見つかりません。
輸入品にはあるようですが、当たり外れがあるようで色は違いますが国産の透明のガラスを選択します。
ガラスの色といえばブルー、グリーン、ブロンズなど色々ありましたが現在はグリーンしか製造されていないそうです。
それにしても一面だけ色が違うのは非常に気持ち悪いです。仕方ないですが…。ブルーのデッドストックが見つかるか全面グリーンで揃えるか結果が出るまで透明で我慢しようと思います。
ブリッド
気を取り直してバケットの交換をします。バケットについてはRECAROのA8、StatusRacing、BRIDEと悩みましたが「海外からの支持も得ることができるJDMスタイル」というコンセプトがあるのでBRIDEのGIAS2 JAPANを選択しました。
ステッチやロゴの配色は日本では珍しいシックな感じでデモカーの雰囲気にピッタリです。JAPANという名前が付いているくらいなので海外狙いな気もします。
BRIDEのホールド性は皆さんご存知かと思いますがGIAS2はフルバケですね。運転が格段に楽しくなりますし、リクライニングで姿勢の調整ができるので選んで良かったと思います。バケットはサーキット走行する人に必要と思っている方もいるようですが街乗りでも楽しいので是非試してみてください。
ウルトラレーシング
以前、ウルトラレーシングの商品を紹介しましたが、ラインナップにルームバーがあったので購入してみました。
想像以上に太さがあり価格も手頃なので買って損はないと思います。
デモカーの室内には色が浮いてしまうので、これをフロッキー塗装してもらいます。補強物にフロッキー塗装は見た事がないので面白いですね。
取り付けはJ,beatにお願いします。補強類の取り付けですが簡単なようで経験と知識が必要な作業です。180sxはボディーを押しすぎると雨漏りやボディーの歪みの原因になる場合もありますし、かといって補強が効いていないと意味がありません。効果を求めるならショップにお願いするのが間違いないかと思います。
J,beatに来たついでに簡単な磨きをしてもらいます。J,beatはショーカー制作もしているショップなので、こういう作業もさっとしてもらえるのはいいですね。
ホイール選び
ホイール交換をしようと思いついた時に漠然と出てきた要望は「軽いホイール」。
鍛造、鋳造とどちらかで選ぶかデザイン、サイズで選ぶか。鍛造だからといって全てが軽い訳ではないですし、デザインも実際履かせてみないと分からない。ホイール選びは悩みますね。それがゆえに面白くもあります。
あれにしよ、でも…。と試行錯誤が続きます。色々な方からアドバイスももらいますが重量、デザイン、サイズが絡んでくると人によって意見が分かれてきます。そこで改めて求めているホイールとは何か?という課題と向き合ってみました。
出てきた自分なりの答えですが以下になります。
- s13は18インチだとボディに対してホイールが少し大きい(車高によりその限りではない)のでステップリムを選んでディスクの大きさを下げる。
- 深リムが好きだが深すぎるのは似合わない。
- フロントは斜め前、後ろから見てもディスクが見える程度の深さがベスト。
- 今回はデザインより軽さの方を重視する。
大きさ、リムサイズ、写真に撮られた時のイメージ、重さと分解して考えてみました。この結果は人によって変わると思いますので自分なりの答えを出してみると面白いかと思います。
この結果を元に該当するホイールを探してみるとTE37V MARK2になりました。サイズは[F]18×9.5j±0 [R]18×10.5j-25です。
フロントもリムサイズが欲しい場合は17インチがいいですね。フェンダリストカタログでシルビア・180sxを見ているとフロントにTE37の17インチを履かせている方も多いです。ただ、17インチにすると腹下も下がるのでストリート使いな方は注意が必要です。
TE37Vは本当によく出来たホイールです。日本の技術力ってやっぱりすごいと再確認しますが、唯一困った所といえばセンターキャップです。
これを付けるとTE37じゃないという声も聞こえてきそうですがキャップがない分、見えてしまう所があるので、つや消しブラックで塗っておきます。
ナットはKYO-EIのMONOLITHを購入しました。デザインも色もホイールに馴染んでいい感じです。
履いてみた感想ですが、とにかく軽いです。100キロ以上で走行してもハンドルにブレも起きないですし据え切りから違っています。当面はTE37から離れなくなりそうです。
話はそれますが“リメイク上手”な人は、ホイールが綺麗な状態で売って新しいホイールを購入するサイクルを繰り返すそうです。これをするにはリセールが良い銘柄を選ぶ事も大切ですね。ホイール選びの参考にしてみてください。
室内
コンピューターをパワーFCにしました。今後パワーアップを考えていますがステップアップとして、いきなりフルタービンにDジェトロ制御ではなく、まずはエアフロ制御の範囲でと考えています。
そして何よりもエアコンの不調が未だ続いていまして度々エアコンのコントローラーが故障し色々トラブルシュートしていく中で残す所、断線かコンピューターの劣化かという結論に至りました。
あまり例がない症状なので困っているのですが、今回のリメイクで配線を引き直すのでとりあえずパワーFCを吊るしで装着してもらいました。
コンピューターが原因か特定できていませんが、今の所コンプレッサーのマグネットクラッチは正常に作動しています。エアコンリレーの状態もパワーFCで確認できるのでいいですね。
今後パワーも上げていくのにあたりメーター類をどうしようかと悩みます。この室内の雰囲気を壊したくなのでメーターはあまりつけたくありません。とはいえヘルスチェックは出来た方が良いので2DINのナビから1DINのオーディオに変更して1DIN分のスペースを確保しておきます。
少しずつですが室内も仕上がってきて本当に楽しいです。自分の思い描いている形に近づいていると実感が湧いてきます。
イシカワボディ
最後にMOONTECHでイシカワボディのフェンダーをテストで取り付けます。フェンダーについては今後手を入れていく予定なので記事にまとめてお伝えしようと思います。
デモカーのリメイクですが半年程かけて東海地方を中心に各ショップさんの技術や特徴をお伝えしたいと思います。面白い企画なので楽しみにしていてください。