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スカイラインの歴史

[後編] スカイラインの歴史(ジャパン、ニューマン、そしてGT-R伝説の復活)

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スカイラインの歴史
C210型やR30型でもターボ仕様はあり、GT-Rというネーミングを付けて発売されてもおかしくはなかったのですが、R32型が発売されるまで復活することはありませんでした。
日産のGT-Rへのこだわりもあったのかもしれません。

テレビや漫画で人気だった5代目スカイライン・ジャパン

ハコスカ、ケンメリに続く、5代目スカイラインC210型は1977年に登場。

SKYLINE JAPANというキャッチコピーからジャパンという愛称で呼ばれていました。

スカイラインの歴史
出典元:Wikipedia: 日産・スカイライン

発売当時は4ドアと2ドア、バンタイプのボディに、L型エンジンを4気筒、ITグレード6気筒をGTグレードに搭載。

フロントサスは、マクファーソンストラット、リヤサスはGTグレードにセミトレーリングアーム、ITグレードに4リンク式を採用しました。

ジャパン・ターボと呼ばれる2000GT・ESは追加モデルで登場。

ターボを付けたL20ET型エンジンを搭載し、最大出力は145ps、最大トルクは21.0kgmを発生。

0~400mの加速は約16.5秒という記録が残っており、国内最速といわれていました。

レースで活躍するジャパンの勇姿は、あまり記憶に残りませんが、テレビ番組や漫画に登場しました。

例えば、石原裕次郎や渡哲也などが出演したテレビ番組・西部警察にマシーンXとしてジャパンが登場。

漫画・シャコタン☆ブギやよろしくメカドックでも登場しました。

排ガス規制によって、発売当時はターボモデルの採用はありませんでしたが、2000GT・ESの登場でスポーツ志向が増しました。

鉄仮面の愛称で人気だった6代目R30型ニューマン・スカイライン

俳優のポール・ニューマンが広告で登場したことから、ニューマン・スカイラインと呼ばれた6代目 R30型スカイライン。

1981年の発売当時は、C210型と同じように、グレードTIとグレードGTが用意されL型とZ型のエンジンを搭載。

スカイラインの歴史
出典元:Wikipedia: 日産・スカイライン

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FJ20E型エンジンを搭載した追加モデルとして登場し、GT-R復活か?という噂が広がりましたが、FJ20E型エンジンは4気筒であったため、2000RSというネーミングとなりました。

後に、FJ20E型エンジンにターボをつけたモデルが2000ターボRSというネーミングで登場し、190psという高出力を絞りだしました。

1983年、マイチェンによって、フロントグリルが無くなり、鉄仮面という愛称で呼ばれるようになりました。

スカイライン スーパーシルエットとよばれるレース用の車両も開発され、数々のレースに参戦。

RB型エンジンを搭載した7代目セブンス・スカイライン

1985年に登場した7代目となるR31型セブンス・スカイラインは、直列6気筒DOHCRB20DET型エンジンを搭載。

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出典元:Wikipedia: 日産・スカイライン

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このエンジンが搭載されたことで、GT-R復活の序章となります。

更にセブンス・スカイラインでは、ワゴンボディを採用したGTパサージュターボを追加し、スポーツワゴンの先駆けとなりました。

スカイラインGT-R伝説の復活、R32型超感覚スカイライン

1990年代までに技術の世界一を目指すという日産の901運動が反映された8代目 R32型は超感覚スカイラインと呼ばれました。

ボディは4ドアと2ドアに絞り込まれ、エンジンはRB型を搭載、中でも、RB26DETTが搭載されたモデルがGT-Rのネーミングで登場。

ケンメリ以来となるGT-R復活に、スカイラインのファンは注目しました。

スカイラインの歴史
出典元:Wikipedia: 日産・スカイライン

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R32型のGT-Rは、全日本ツーリングカー選手権への出場をもくろみ、排気量もレギュレーションに合わせ、2.6Lにしました。

最高出力は280PS、最大トルクは36.00kgf·mを誇り、当時としては、圧倒的な動力性能でした。

RB26DETTのハイパワーを余すことなく路面に伝えるためにATTESA E-TSを採用し4WD化。

専用16インチアルミホイールをはじめ、拡幅されたフェンダー、アルミ製のボンネット、専用のフロントバンパー、リヤウイングを採用。

R32型のGT-Rは、全日本ツーリングカー選手権で29連勝という偉業を達成、スカイライン伝説の復活となりました。

拡大ボディのR33型スカイラインについて

大ヒットしたR32型の後継モデルとなる9代目R33型スカイラインは、全てのグレードが3ナンバー枠となり大型化。

それにともない排気量をアップしたRB25DET型やRB25DE型も搭載され、サスはマルチリンクを採用、RB26DETT型が搭載されたGT-Rも登場。

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出典元:Wikipedia: 日産・スカイライン

RB26DETT型は、過給圧を上げて大型化したボディに対応しました。

R32と同等以上のスペックながら、大型化したボディのせいか、残念ながら販売は伸びませんでした。ただ、チューニングのベース車両として今もなお高い支持を受けています。

スリムになって登場、R34型スカイライン

10代目R34型スカイラインは、R33型で大型化したボディが不評だったため、ホイールベースを短くしスリムになったボディに、エンジンはRB20DE型、RB25DE型、RB25DET型を搭載し、RB26DETT型を搭載したGT-Rも登場。

二世代目最後となったR33型GT-RのVスペックには、18インチホイールのほか、ゲトラグ社の6速ミッション、ブレンボ製のブレーキを搭載し、豪華なものとなりました。

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出典元:Wikipedia: 日産・スカイライン
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大幅に変化したV35型スカイライン

コンセプトカー・XVLが11代目のV35型スカイラインとして2001年に登場。

エンジンも直列6気筒のRB型から、V型6気筒のVQ型に変更されました。
マルチリンクのサス形式はR34型と同じですが、マニュアルの設定は無く、4速、5速オートマチックミッションだけとなりました。
デザインやエンジンががらりと変わったV35型の登場で、スカイラインファンの心が離れてしまったのでしょうか「走りのスカイライン」としてはここで終着駅を迎えたよう言われています。

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出典元:Wikipedia: 日産・スカイライン

しかし、スカイランVQと呼ばれローダウンのベース車になったり海外で高い人気を得るなど形を変えてスカイラインという名の道を進んでいます。

生き続けるGT-Rという称号

スカイラインに搭載されたL型、FJ型、RB型といったエンジンは日産が誇る高性能な直列型エンジンでした。
ただ、時代に流れによって、スカイラインもV型エンジンを採用され、少し残念な感じはします。
しかし、GT-Rというネーミングは2007年からスカイラインから離れ、今もなお独自に進化しています。

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Written by: Honda
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