フェンダリストへ向けて180sxのデモカー製作が続きます。
外装の仕様など全体像の計画が決まり、下準備が進んできた所で内装リメイクの準備やメンテナンスをします。
「都内も走れるカスタムカー。海外からの支持も得ることができるJDMスタイル」というコンセプトがあるので、内装もできる範囲で仕上げていきます。
バンパーステーの台座
J,beatでバンパーを仮付けした際に、気が付いたのだがバンパーステーの台座の裏側がサビにより今にも落ちそうだったのでKAZU TECHで溶接してもらう事に。
KAZU TECHはワンオフマフラー製作を専門にされているのだが、事情を説明してお願いした。
「うち、板金屋さんじゃないんだけどなー」と怒られながら、腐食部分の塗装を剥がした後、台座の付け根を溶接してくれます。
KAZU TECHはrdbaseと一緒に仕事をされていて、これまで様々なワンオフマフラーを手がけている為、ステーの溶接などは手慣れた作業のようだ。
溶接後には暫定処理として、サビが出ないようにシャーシブラックを塗ります。
エンジンマウントとオイルパンガード
10万キロ目前という事で、rdbaseにてエンジンマウントを交換します。
SRのエンジンマウント交換は楽ではありません。ボルトの固着などあると、クルマ屋さん泣かせな作業かもしれません。交換をした事のない場合、まずは自分でやろうとせず、一度ショップにお願いして作業を見せてもらうとよいでしょう。
外したマウントを見ると、左が使用していたのマウントで右がNISMOの新しいマウントです。比較的ヘタってないように見えますが、エンジンの揺れは確実に収まり、シフトフィールも大きく変わりました。
リフトに上げたついでに、オイルパンガードも付けます。
オイルパンのヒット回避の役割もありますが、筆者の場合ダクト付きのボンネットを装着していた為、エンジンルームのサビや劣化が進んでおり、少しでも雨水の巻き込みを軽減できればという思いもあり購入しました。
オイルにじみ
以前から気になっていたオイルにじみ。ミッションケースのつなぎ目にオイルが滲んでいます。これには噂に聞いていたNUTECのオイルシーリング剤を入れて様子を見ます。
年式の古い車両の多くが抱えるオイルにじみですが、色々あるシーリング剤の中でもオススメらしく、rdbaseでもほとんどのクルマが入れると綺麗に止まるとの事(状態により数回入れる必要があったり、にじみではないオイル漏れの原因がある場合もあります)。
最後にセンサー式のアライメント機器でアライメントを正確に取り、メンテナンス作業は終了です。
デフロスターカバー
さて、内装リメイクにあたり、内装を全て外す必要が出てきたが、ここで悩んだのがデフロスターカバー(フロントガラス前のエアコン吹出口のカバー)。
色々な人に聞いたが、多くは紫外線の影響を受けて固く縮んでしまっているので、年式が古い車両は外そうとすると100%割れると言われてしまいます。
どうやらS13だけでなく、この年式にあたるクルマの多くは割れる事が前提になっている様子。
しかし、これを外さないとダッシュボードが外れません。また、なるべく予算を抑える為に、割らないように作業を進めたいところ。
解決法
調査を進める内に、温めると比較的外れやすいと聞き、自分なりにアレンジを加えて外していく事にします。
まずは、作業の1週間前からお湯を絞ったタオルを置き、一日一回この作業を続けます。これで乾燥して固くなったカバーを少しでもやわらかくします。
夏なので、作業するには丁度いい季節。さらに作業時には暖房を全開にして、しばらくの間放置します。
温まった所で内装外しをカバーの隙間(手前)に差し込んでいきます。二箇所ほど慎重にそっと差し込んだら、簡単にツメがポンと浮いて力を入れずとも外す事ができました。
力を入れて、強引に押し上げていたら割れていたかもしれません。
車種によっては、廃盤になっている部品なので、外す際に参考にしてみてください。但し、作業はあくまでも自己責任です。
内装外し
一番の難関だった、デフロスターカバーを外し終わったら、あとはグローブボックス、コンソール、ダッシュボードと外していきます。
ビス、ボルトと点数は多いですが、作業は進みます。
比較的難しいのは、メーターフードの下部が裏側でエアコンの吹出口のパイプにはまっているので注意です。特に取付ける際に悩んでしまいます。
ダッシュボードは、デフロスターカバーの裏側にあるボルト3本、ハンドルコラム下のボルト2本を忘れずに外して、ハンドルを下げて手前に引いていくように外していきます。
内装リメイクの準備
ダッシュボードを外したら、Aピラーとドアの内張りも外します。外した内装を見ると、穴、ヒビ割れ、汚れなどくたびれた状態です。
次回は取り外した内装を、特殊な加工で高級感漂う内装にした話をお送りしようと思う。
掛かった費用
※分かりやすくする為、送料や交通費、消費税など端数は除いています。
(エンジンマウントのボルトが緩まず、エンジンマウントのブラケットを外して交換)
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カスタムショップ rd base
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