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シビック

ワンメイクレースを発展させたシビックの歴史

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1972年に誕生したシビックは、意外にも、ハッチバックタイプではなく、独立したトランクスペースを持つショートファストバックの2ドアセダンタイプとなっています。

1.2Lの排気量で60PSを発生するエンジンに、4速MTミッションを組み合わせて搭載。
シビックが登場した時代は、第一次オイルショックや排ガス規制であるマスキー法(1970年改正法)などがあり、自動車を取り巻く環境は厳しかったです。

そのため、1973年にCVCC エンジン(排出ガス浄化技術)を搭載した1.5Lモデルが登場。
CVCC エンジンは、いわゆるリーンバーンといわれる希薄した混合気を燃焼させる方式のエンジンで、ディーゼルエンジンの技術の応用したものです。

CVCCエンジンは、当時で世界一厳しいといわれたマスキー法をクリアしており、シビックは世界的に大ヒット。この大ヒットで、ホンダの四輪生産が継続されることになったともいわれています。

スポーツモデル「RS」の誕生

シビック RS
出典元:wikipedia シビック「RS」

ホンダから、スポーツ指向のシビックが初めてお目見えしたのは1974年で、「RS」というネーミングで登場。
資料によれば「RS」のエンジン出力は76Pまで高められましたが、ピーキーで扱いづらいという評価が残っています。

また当時では珍しいリアワイパーを採用しました。
「RS」の後継車として「1500RSL」が登場し、シビックのスポーツ指向が引き継がれることになります。

レースで活躍した「CX」の誕生

1979年にシビックも2代目に入り、「1500RSL」の後継車としてホットモデル「CX」が登場。
85PS/12.3Kgf·mまで出力アップしたエンジンを搭載した「CX」はオレンジ色の専用カラーに塗られ、人気となりました。
このモデルから「シビックレース」が行われるようになりました。

ワンメイクレースを発展させたシビックの活躍

1981年からシビックレースがスタートし、ワンメイクレースが全国的に注目を浴びるようになしました。

ワインメイクレースは文字通り、同じ車種で競われるレースで、可能な限りイコールコンディションの自動車で競いあうのが基本。
初期のシビックレースでは、疾走するシビックの走りに魅せられたプロドライバーの参戦もあったそうです。

シビックが登場した時代は、自動車を取り巻く環境は厳しかったですが、ホンダは「RS」を誕生させ、その後、スポーツ指向の強いシビックを作り続け「CX」で、シビックレースに乗り出すことになります。のちに、ワンダー、グランド、スポーツのシビックへとレースで培ったDNAが引き継がれることになります。

シビック

Written by: Honda
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