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MOONTECHタグティーとの対談。

自分だけで判断するのは実は危険?MOONTECHタグティーが最近感じた、ある出来事とは

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MOONTECHタグティーとの対談。

ーーー 964の取材に続いて対談なんだけど、何を題材にしようかまるで考えてなくて(笑)。
タグティー:ちょっとね、言いたい事があって、先に言っていい?

ーーー どうぞ、どうぞ。
タグティー:あの、最近、お客さんからよく言われるんですけど。カッコいい車にしたいと言われることがやっぱ多くて。

ーーー うんうん。そらそうでしょ。
タグティー:でも、カッコいい車イコール、SNSでバズってるからカッコいい車って言うわけでは意外となかったりする。

ーーー あぁ!それはある。
タグティー:あと、海外の車って話題になる事多くて。海外の車とかって日本にない部品付いてたり、日本にないボディの色だったりとか、雰囲気だったりする。で、そういう車がカッコいいって信じちゃうんだけど。実はけっこうそうじゃなかったりもする。

ーーー なるほど。写真で言うと背景とか空気感も日本と海外では違ったりするし、日本よりもアートな物が良しとされる傾向にあるからね。インスタとかは特に。
タグティー:で、そういうのを自分だけでカッコいいって判断するんじゃなくて、周りの先輩から聞いてみたり、実際に日本のイベントに行ってみて肌で感じないと分からなかったりすると思う。やっぱSNSとかの画面越しだけだと細かい部分が見えなかったりとか、色が画面越しで変わってたりとかするし。人に聞く、色んな人に聞くっていうのが実は大切かもしれない。

ーーー ネットばっかしてたら駄目って話?
タグティー:ハハハ。まー、そういうこと(笑)。

ーーー まぁ、車遊びを始めたばかりの人とか今の時代そうなるよね。でも、周りに車好きが少ないっていう事情もあるかもね。
タグティー:そうかも。でも、イベントとかに行くようになると、そこにコミュニティがあるのに、SNSだけの閉鎖的空間だと楽しいカーライフもできないから。

やっぱりイベントに積極的に参加したりとか、イベントの出てるユーザーと直接話してみたりとかっていう人とコミュニケーションをしていくのが大事。それをよくお客さんには言ってますね。

MOONTECHタグティーとの対談。
MOONTECH設立当時

ーーー そういうのって、MOONTECHがオープンした頃から変わってる?
タグティー:わりと。SNS主体になってる。

ーーー ネット主体になると、過激な物とか目立ったもん勝ちみたいな風潮になってしまうよね。
タグティー:海外のバスってる車って、めちゃくちゃハイキャンバーな車だったりとか、色だったりとか。そういうのって刺激がデカイから。

でも、ここ日本だし、実用性もそこなっちゃう可能性も出てくる。そういうのもやっぱり人に聞いたりとか信頼できるショップさんに聞いたりとかっていうのが、長く車と付き合っていくためには必要だったりすると思う。

ーーー 激しい仕様にして不便ですぐに飽きてしまうってやつね。
タグティー:そうなんですよ。俺としてはそういうのなくしたい。だからこそエアサスの選択肢っていうのもある。詳しくはURLに飛んでもらえれば(笑)。https://www.ploom-suspension.com/

ーーー めちゃくちゃ宣伝してくるやん。
タグティー:そうそう。ハハハ。完璧でしょ?今の宣伝の仕方(笑)。

MOONTECHタグティーとの対談。

ーーー それって現場に出るにはどういうところがいいんだろう?身近なところでいうと、ミーティング?
タグティー:うん、あとはイベント行ってみる。

ーーー どういうイベントがおすすめ?
タグティー:フェンダリスト、WEKFEST、スタンスネーション、FIXWELLかな。ジャンルが割と分かれてるし。自分がどういう方向性にしたいかっていうところを含めると、それに合わせたイベントを見に行くべきだとは思うけど。そこで得るものは絶対ある。

ーーー 現場に行って見て確認する事が大事よね。カッコいい車造る人は細かい部分まで見て勉強してるし。ショーカーと普通のカスタムとの違いもあるよね。
タグティー:だから、僕も自分の活動として色んな世界の車を見るために、毎年SEMA SHOWっていうアメリカンショーに行ったりとかしてますけど、やっぱ目で見て、肌で感じたカッコいい車って、意外と見えない部分の努力だったり加工がしてあったりするし、パッと写真だけで見て、カッコいいからこれにしたいっていうのは実は微妙だったり、現実的じゃなかったりする。

ちゃんと肌で感じるっていうのが、カッコいい車を造るのに大切だし、さらにカーライフを楽しくやっていくのも、人との交流が実は楽しい事だっていうのを知ってもらいたい。

ーーー 車造るにしてもネットだけ見ていきなり大金かけてやるより、イベントとか行って下調べしたほうがいいよね。
タグティー:そのほうが失敗しないと思う。だし、カッコいい自分の理想像に近づけることができるかもしれない。カッコいいってやっぱり十人十色だし。

ーーー タグティー色々車見てるでしょ?お店でも見るし。いまだにイベント行って車見る?
タグティー:もちろん。僕はどのイベントも全台見てます。それは、車が好きだからっていうのもあるし、最近のユーザーの向かっている方向性っていうのも気になるので、全台数、僕は見てます。出展しながらも。

ーーー じゃあ、カッコいい車とは?実際に現場で見てもカッコいいし、ネットに出してもカッコいいって感じ?
タグティー:も、そうだし。自分の中の正解を確立する事が大切。ショーを見に行ってね。表面上だけじゃなく。

ーーー これは綺麗に落としてきたなー(笑)。定義って言うと大袈裟だけど、本当にカッコいい車とは、そういう事ね。
タグティー:うん(笑)。あと、もう一つある。これはちょっと聞こえ方によってはトゲあるようになっちゃうけど…。

MOONTECHタグティーとの対談。

ーーー ほう。というと。
タグティー:最近、色んな部品が簡単にネットで買えちゃうじゃないですか?手に入れやすくなった環境ゆえに、付けられないのに買っちゃったり、取付が正確じゃなくてトラブルっていうのが、あとを立たない。本当に。

ーーー それ、色々なお店で言ってるよね。適合とかよく見ずに買っちゃって付けちゃうとか、ショップに持ち込みで何とか付けてほしいとか。あとは、パーツ単体ではカッコいいんだけど、いざ取り付けてみたらアラ?みたいな。
タグティー:そう。付かないパーツとか素悪な製品を付けてしまってとか。工賃とかパーツ代が結局損しちゃうパターン。すごく無駄な遠回りをするっていうのが、あとを立たないです。絶対もったいない。

MOONTECHタグティーとの対談。

ーーー ネットで買うって実は判断難しいよね。自分で色々調べたり、測ったりできる玄人な人ならいいけど、意外とそういうの大変よね。重要部品は信頼のあるショップで買ったほうがいいと思う。
タグティー:それもそうだし、ある程度、誰か知識のある人に相談したほうがいいと思う。買う前に。とにかく自分だけの判断で動かないと。高い商品買って実は付かないとか付けてみたら変とかもあるし。

ーーー じゃあ、ネットで便利な世の中だけど、現場で目を養って、信頼できる人に相談して意見を聞きながらやったほうがカッコいい車も造れるし、遠回りしないって事ね。
タグティー:ですね。

Written by: Maruyama
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