HKSプレミアムデイ2018の前夜、アメさんの銀鮫号を取材している最中に、隣のピットにとんでもないマシンが置いてあるのが気になっていた。
VOLTEXのフルエアロを組んだ、G-FORCEランサーエボリューション(CT9A)。
アメさんが、VOLTEXの中嶋さんに頼み込んで、写真を取らせてもらえる事になった。
ATTACKマシン
一目見て、ダウンフォースの追求がされていると分かる。
当然ではあるが、以下の写真を見ても、その形状たるやストリートカーでは見ることが出来ないほど細部にわたり徹底されている。
張り出したアンダーパネル、エアインテークの数々、巨大なウイング、ディフューザー。
勿論、エンジンパワーや足回りなど、すべてがセットアップされているだろう。それを考えると、このエアロを必要とするマシンスペックもとんでもないと予測してしまう。
しかし、あくまでもハコ車のチューニングカー枠だそうだ。
レーコード更新
ここまでの、ダウンフォースになるとタイヤに負担がかかるそうで、走行中の荷重の計測を事前に行ったり、ドライバーに危険域を知らせるワーニング装置を装着しているらしい。
これらは、タイムを狙う事も勿論だが、ドライバーの安全を確保する為でもあるそうだ。
そんな苦労もあってか、本番走行ではFSWにおけるチューニングカーレコード更新したそうだ(ドライバーは谷口信輝選手)。
この先、いったいどれくらいタイムを削っていくのだろうか?
そのあくなき探究心には頭が下がる想いだ。