カスタムカー、チューニングカー総合マガジンのストリートシック

" From the streets of Japan " 
STREETCHIC provides information about car customization and tuning that takes place on the streets of Japan.
新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー

若人よ、ヤマケンの話を聞け!何者かになることより、まずは考え直せよマジで!!17クラウン重症から完全復活劇!!さらに驚きのNEWドリドレマシンを公開!!

STREETCHIC > DISCUSS > 若人よ、ヤマケンの話を聞け!何者かになることより、まずは考え直せよマジで!!17クラウン重症から完全復活劇!!さらに驚きのNEWドリドレマシンを公開!!
新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー

ーーー まずあれだね、去年のドリドレでぶつけたじゃん?あの時さ、結構きつく当ててたと思うんだけど。

ヤマケン:あー、まぁそうですね、割と。過去イチですね。リアガラスが割れなかったのが、本当に奇跡なくらいでしたね。

ーーー どれぐらいいったの?

ヤマケン:リアのレインホースの手前に一本ごっつい単管で左右つないでるんですよ。トラクション稼ぐためにね。

ーーー なんか補強入れてるってこと?

ヤマケン:そうそう、それのせいで反対もめっちゃ押されたんですよ。本当はそれがなければ、そこまで押されずに済んだんですよね。でも、後で板金屋さんに言われたのはそいつがいたおかげで、綺麗に引っ張って戻せたらしいんですよ、逆に。

本当は切り離す予定だったんですよ。Cピラーの途中からいってたんで。ただ、切り離して一周溶接でもう一回くっつけるより戻した方が強度落ちないし、結局戻るよって言われたんで。そんならお任せしますってことで。

ーーー 峠コースで当てたんだっけ?オーバルコース?

ヤマケン:峠じゃないです、普通に広場。けど、コースの奥側で誰も通ってない所の砂利とかタイヤカスに足元すくわれたんですね。この日はめっちゃ乗れてたし、壁寄せもかなり攻めれてたんで、俺的にはめっちゃイケてるラインだと思ってツッコんだんですけどね。

ーーー あぁ、コースの端っこよね?あそこタイヤカスがすごいあるよね。それで壁にガンって感じ?

ヤマケン:いや、そのままだと足ぶっけそうだったんで、とっさの判断でケツに方向変えてケツぶっけてって感じです。足ぶっけたら帰れなくなるから。で、ケツくしゃみたいな感じ。

ーーー けっこう直すの大変そうだけど、綺麗に戻ってるよね。

ヤマケン:オレも思いました。多分モノコックだからっていうのがあると思いますけど、フレーム修正じゃ無理だと思ってたんで。綺麗に直してもらいましたね。板金屋さん(ALESS)の腕もあるし。ついでにバックパネル新品にしたりとか、フェンダー手入れ直ししたり、穴開いたトランク埋めたりとか、そういう事ちょこちょこやって。

ーーー で、シルバーに塗ったんだよね?で、このシルバーにしようと思った理由ってあるの?

ヤマケン:どっから話したらいいかな。今までずっとVIPカー×ドリフトを自分の車いじりのテーマとしてやってきたんですよね。で、セダンを乗ってる上で黒を超える色は僕はないと思ってます。基本的に。だから黒から色を変えるつもりはなかったんだけど。

ただ、黒に塗ってから5年経過してたし。少なからず自分も人に見せる側っていう自覚があるんで。クラッシュ直後に自分の投稿をみたオーディエンスの皆さんのリアクションも含めてね。この人はこのままただ直すような人じゃないよねー。みたいな声もちょこちょこ散見したんでね。

新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー

あと、17クラウンに13年乗ってるんですよ。最初の1台目はシルバーで買ってオレンジに塗って、それ峠でつぶして。で、2台目も買った時、最初は黒だったんですよ。2013年だからまだ21、22歳なんで派手色が好き。派手色のドリ車ばっか見てきちゃったし。

横浜の埠頭、南関東ベイエリアって基本的に派手色✕何千番みたいな感じだったんで。オレも例に漏れず派手色✕何千番。

で、そのタイミング位で210系クラウンが限定のピンクを出して、これしかないと思ってそのピンクにしましたね。

結局、それも潰して今のが3台目なんですけど。買った時はパールホワイト、フェンダー作った時に更にパールホワイトに全塗装。んでワインのツートン、202のブラック。それで今回シルバーに塗って。

色んな色をやってきたんです。色んな可能性を、自分の中でやれる可能性を全部試してきて。で、3台目から色に頼らない車作り?をやってきたんですよ。ホイールないしエアロとか、細かい所も含めて。

でも、17クラウンのカタログカラーのシルバーメタリックが1C0って色なんですけど、カタログカラーであるシルバーをやれてなかったのだけが心残りだったんですよね。

ーーー オールペンであんまり選ばないってことよね?

ヤマケン:そうそう、全塗装で選ばないでしょ。なんかコスパ悪いって思ってたんですよ。シルバーの良さって分かる人じゃないと良さがわからない色。色々やってきて、その間にオレも板金の勉強したんですけど、シルバーって色の塗装の難しさとか知って。本当に難しいんでね。

ーーー 塗るの難しいって言うよね。

ヤマケン:だから自分への挑戦。と、シルバーも210系のクラウンとマジェスタのオプション色でプレシャスシルバーって色にしたんですけど。流行りのレクサスソニックなんちゃら系じゃないわけですよ。まずクラウンに塗るべきクラウンの正常進化色。なおかつ1J6っていうカラーコードがね、1Jの6発みたいな感じでシャレが効いてたのが最後の決め手です。

ーーー なるほどねー。ちなみにホイールは変わってないよね?

ヤマケン:これ、ずっと持ってたBBSの17インチのスーパーRS。スーパーRSって17から。よく見るのはBBS RSなんですよね。BBS RSって15インチ、16インチ、17インチまでなんですよ。スーパーRSは17インチから20インチまでなんですよね、今は。

スーパーRSの17ってまず少ないし。簡単にいうとRSはキャスト。スーパーRSはフォージド(鍛造)なわけですよ。

ーーー うん、うん。

ヤマケン:BBSのセンターキャップって、文字が銀文字と金文字と2種類あって、金文字だけが鍛造の証なんですよ。だからこれでちゃんと金文字のオーナメント付けれるなっていうのもあって。

RSに金文字はキャストに鍛造用オーナメントになるのでタブーだと思ってたんですよね。
だから、ツートンの時はRS履いてたけど、その時はちゃんと銀文字しか選んでなかったわけですよ。

余談ですけど、今はRSシリーズは全て廃盤で、 SUPER RSも19インチの1部と20インチを除き全て廃盤。なので僕の17インチのSUPER RSも廃盤です。

で、キャストのホイールにはキャストのオーナメント。鍛造のホイールには鍛造のオーナメント。そういう細かいところ、自分の中でしこりみたいなものを全部解消するために必要だったものがこのボディーカラーとホイール。

ーーー サイズは変わらず?

ヤマケン:だいたいいつも一緒なんで。17インチで前後。フロントが11.5j-40。リアが12.5j-110くらいですね。ほぼ同じです。

ーーー なるほどねー。じゃあ、クラウンはわりと最終形態?

ヤマケン:んー、そうですね。エアロもそう。ホイールもそう。ボディーカラーもそう。まぁ、つねに開発者に対するリスペクトが僕はあるんで。普通のセダンに1Jでプラス300台限定でYAMAHAチューンが入ったアスリートVXって車を産んでくれた開発者に対するリスペクトを自分なりに全て昇華させて。最後の形としてこれ以上はないかなって感じですね。13年乗ってきた中で自己評価も今までで一番更新したかなって。

ーーー そういえば、今に至るまでの経過というか過去の車とかどうだったの?

ヤマケン:C34のステージアが一番最初に乗った車。18、19、20の前半までですかね。僕がドリフトを覚えた車。で、次が1台目のシルバーのクラウン。21の時ですかね。その後オレンジに塗って。

ーーー あー、なんかドリ車っぽいね。

ヤマケン:そうそう。この頃走るのが一番楽しかったから車高も別に低くなく。

で、2台目の黒のクラウンをピンクにして。結局この辺で勉強をしたんですね。なんでもかんでもピロにしてみたりとか、なんでもかんでもリジット化にしてみたりとか。

ーーー 昔の取材で言ってたね。

ヤマケン:そうそう、その記事に載ってるようなことをこのピンクで色々やって。ミッションブローして、ドラシャブローして、デフブローしてをイタチごっこした結果、今の3台目の車作りに来てるわけですよ。それから色々逃がす作りをするようになったが今の3台目。

ーーー それが3台目のこのパールホワイトのクラウン?これ何歳くらいの時?

ヤマケン:2016年の頭だからまだ25になってないです。24ぐらいです。

ーーー なるほど。この頃くらいからドリドレ出たって感じ?

ヤマケン:そうですね。だからバージョン3っすね。その辺の経緯は前の記事で話しましたけど、翌年の2017年だけ出禁になって。

ーーー はいはい、あったね(笑)。この頃からヤマケンのスタイルは確立されたんだね。

ヤマケン:そうです。けど、僕のスタイル自体は正直ステージアから変わってないと思うんですよね。深リム、オーバーフェンダー、シャコタンっていうのはなんにも変わってないですね。だから実質1mmも変わってないと思います(笑)。それが少しずつレベルが高まってるだけであって、基本的にやってることはほぼ変わってないです。

新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー
ドリフトマニアに贈るドリドレフォトズ01

バージョン3からは、車とかホイールのキャラクターとかも意識し始めて。それまではデザインがカッコいいと思ってるホイールだけを選んでたんす。ステージアで履いてたシュバートSC4は、オレからしたら当時20歳だから10j-29だどうや!みたいな感じだったんだけど、結局10jだから前後215/35しか履けないみたいな。FRベースの車でリアにも215/35しか履けないみたいなジレンマをかかえながらみたいな。

ーーー ヤマケンって自分でブランディングするじゃない?それってこの頃から?

ヤマケン:ピンクぐらいからですかね。人と交流してこんなやついるんだって認識されるのも面白いなって思い始めたのがそれぐらいなんですよ。そのぐらいからMixiからFacebookへの移行。Twitter、Instagramも始めたのが僕が2013年ぐらいなんで。そこからSNSを結構運用した。自分のプレゼンをしていった感じですかね。

ーーー 最近、SNS見てると増車をけっこうなペースでやってるよね。

ヤマケン:ここ5、6年ぐらいですけど割とクラウンを持ちながら別の車も作ってて。もちろん1車入魂タイプだから、1台の車をどこまで突き詰められるか。特にライバルが多い車の方が面白いから。17クラウンってあまたいる中でトップを取るから面白いと思うタイプなので。

新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー

ただ、1台作っているだけじゃ、あいつはあれ専門ね。になっちゃうと思ったんですよ。おれは自分の可能性を試したかったのと自分がクラウンで学んできたことを他のジャンルに落とし込めるか。自分がやらなくて後悔してた車。を、順番に今潰していっている感じなんですよ。

ーーー なるほど。最初はセルシオだっけ?

ヤマケン:30後期。30後期のセルシオって特に僕世代なんで。いろんな思い、憧れ、畏怖、買っちゃいけなかったとか色んなものを持っている車なんですよ。この車って。この時1番安かった時なんですこれ。最終的に22万くらいだったんですけど。でも、まぁやっぱ、ガキの頃4、500万で買っている先輩がいて。

新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー

ーーー ははは、そうだよね。当時は高級車だし。

ヤマケン:そうそう。それをやっぱり、こんな安くなって今更なんだけど。それまで僕はV8ってものに経験がなかったんですよね。アッパーがやっぱり1JZだったんで。

本当はいろんなエンジンを乗るべき。税金はクソ高いし維持費はかかるけどね。30代、40代になっても1JZしか勝たんってやつ、結構周りにもいるし、埠頭界隈にもしこたまいたんで。けど、オレはやっぱり小さい枠で収まりたくなかったし。色んなものを自分の目で見聞きして。百聞は一見にしかずなんで。

ーーー たしかに大事よね。全部知った上での言葉ってまた違ってくるし。次がEKだっけ?

ヤマケン:EK4ですね。EK4はSIRとかSIR2って呼ばれるグレードなんですけど。2台目のピンクのクラウンの後に乗ったのは白のEK9。で、なぜ今回EK4かっていうと、サンルーフが付いてるモデルで一番いいモデルがEK4だったんですよ。エンジンもちゃんとB型VTECのB16Aだったしね。

タイプRって、タイプRっていうキャラクターを持ってるがゆえに重量物であるサンルーフって付いてないんですよね。やっぱどうしてもサンルーフが欲しくて一台目のシビックでできなかったことを二台目に落とし込むんだったら絶対EK4って感じで。

ーーー ベース選びからこだわってるね。次がマセラティ?

ヤマケン:このマセラティクアトロポルテはガキの頃から憧れてた1台だし、エンジンはF430のフェラーリと同じブロックのV8 4.7リッター。けど、納車してみたら、分かってはいたけど、まぁなんとも言えないルックス。

本当に腕を試されるルックスだったんで、これを作ったことによってまた自分の自信が一つ、自分の引き出しが一個増えましたよね。バンパーも純正は丸っとしていてブサイクなのを、今僕が足で乗ってるベンツのEクラスの212って型の後期のAMGバンパーをニコイチにして。で、ヘッドライト、モールも全部ブラックアウトしてメッキ潰しして。

ーーー ドリフト野郎でここまでやる人少ないよね。しかし、サイドステップ着地するくらいじゃない?

ヤマケン:もちろん。それもやっぱ乗りこなせる自分の運転技術の高さ。例えばの話、国道走ってます。ガラス張りのショールームに信号待ちで映る自分の車を見てかっこいいと思うんじゃないですか?それを涼しい顔で左膝立てながらハンドル12時で乗ってる、オレかっこいいなんですよ。

オレかっこいい、オレ最強がモチベーションの保ち方の1つ。こういう車に付き合い続ける、向き合い続けるモチベーションの保ち方なんですよ。

ーーー ははは、なるほどね。それは大事よね。

ヤマケン:今はエアサス全盛期だけど。今の若い子たちが憧れたもの。今の若い子たちが憧れて車を始めるっていうルーツと、80年代後半から90年代前半のオレら世代のやつらが憧れたものってそもそものルーツが違うんですよ。

オレらがガキの頃に憧れたものって、SNSで見る着地したかっこいい佇まいの車じゃなくて、地元の繁華街で転がしてる先輩、ドーって音が出てシャコタンで。中からめんどくさそうな人が出てきそうな車に憧れてたから。ルーツが違うんですよね。

オレはいつまで経ってもそれがかっこいいと思っているんですよ。そこだけはガキでいようと思ってる。大人になって大人しくなって失えないものとか、守るものができても曲げられないものっていうのはそこかな。

ーーー もう今はストリートでそういう人もほとんど見なくなったよね。まぁ、分かりにくくなっただけかもしれないけど。

ヤマケン:今はもういないと思いますけどね。時代的にもね、何でもかんでも動画でさらせる時代になっちゃったから。

今って小僧がプリウス乗ってね、蛍光色のスニーカー履いてピチピチのズボン履いてる時代。で、TikTokで踊る時代じゃないですか。オレの時代はそうじゃないから。

それと、やっぱりデカいエンジン。V8の音いいなとか。なんだあの音のいいセダンとか。僕はやっぱりエンジンフリークだし。なんでセダンにV10積んじゃうのとか。なんでセダンにフェラーリの4.7積んじゃうのとか。そういうアホパッケージが好きなんで。こんなもん生み出すメーカーいかれてるわ、好きだわ、が僕は好きなんで。

新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー
エアフレッシュナー 芳香剤

ーーー 時代は変わっていくよね。でも、言わんとする事は分かる。

ヤマケン:だって自分に酔えないんだもん。自分に酔い続けることによってモチベーションが保たれてるんで。

ーーー そういえば、マセラティから乗り換えが早くない?

ヤマケン:セルシオを作り出したぐらいから、自分がやりたい形に行くまでの最短距離がより明確に歩めるようになっちゃったんですよ。クラウンの時は結構寄り道して、それこそオレンジにしてみたりピンクにしてみたりとかね。

ーーー 自分のルールみたいなのができたって事?

ヤマケン:この車のキャラクターにはやっぱこういうホイールを選んだりとか。例えば、セルシオにスポーティーなホイール履かせちゃう。でも、セルシオって車は本来そういうキャラクターを持ってないので。だったらそういうホイールは履かないべきじゃない?っていう車にあったコーディネートすね。

あとはそれに自分の経済力、金を作る能力がついてきて。マセラティもほぼ最短距離だったんですよ。それで運良く買い手がついてくれて、欲しいって言ってくれて。

ーーー それで今の車?

ヤマケン:E60のM5。これも何回も迷ったんですよ、今回M5選ぶ時も。結構今までの7、8年くらい欲しいってほえてて。

実は、今年の年末にミッション載せ替えが控えてるんですよ。こいつV10の5リッターのマニュアルになるんですよ。だからオレの次期ドリドレマシンなんですよ。

ーーー それめちゃくちゃ面白そう!Eシリーズはパーツも多いじゃない?けど、ミッションよくあったね。

ヤマケン:さっそく暫定で車高調届くんで足変えて、シートもまだ言えませんけどフルバケを2脚注文したし、ステアリングも変えられるようにポーランドからステアリングボス買ってとかちょこちょこやってて。

6MTの設定も北米とカナダだけには存在してたんですよ。とにかくずっと欲しい車だったから、セルシオを買ったくらいから具体的に色々調べ始めまくって。だから今回このM5を買う頃にはかなりの予備知識があったんですよ。国内でミッションのせかえ出来る場所も見つけてて。

ただ、壊れるし、付き合っていくにはかなり勇気がいる車。でも、こいつはこっからの拡張性がいっぱいあるんで、スーパーチャージャー組んだりとか、純正で10連スロットルだから、サージタンク外してファンネルにしてみたりとか。そういう拡張性がいくらでもあるんで。だからマセみたいに形完成させて終わりにならないかなって思ってて。もうちょい長く付き合えるかなって。

新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー

ーーー じゃあ、着実にいろいろ進化していってるんだよね?

ヤマケン:そうですね、僕自身の引き出し、てか僕自身のページが増えてると思うんですよ。今後も足を緩めずにね、自分がやりたいことをやらなきゃなって。

ーーー なんかさ、今日の最後の質問としてさ、ドリドレ出てるとか出たい若い子に向けてさ、一言もらおうと思ってたんだけど、わりとこれまでの会話でアドバイス的なの出ちゃったよね。ヤマケンももうベテランクラスじゃない?

ヤマケン:そうっすね、オレも最初に参加した時は若かったけど(笑)気づいたら、もうオッサンになっちゃいましたね。もちろん、ドリドレに出たいって気持ちも大事なんだけど、受かる為に車を作るのは違うじゃないですか?評価してもらうというよりはオレは認めさせるだと思ってるから。

ーーー それね、すごく大切。

ヤマケン:そうそう、で、やっぱりまずは自分のやりたいことを詰め込まないと。僕はたまたま自分のやりたいことが、ドリドレっていうジャンルだったんで。やっぱり自分がやりたいことを曲げるのは違うし。受かんなかったら、お前ら見る側がセンスねえって思ってるから、オレは。

オレみたいな超かっこいい車作るやつを評価できないだったら、お前らの目が節穴すぎるな、ボケがって思うタイプだから。いや、本当に。

まぁ、だから、自分の個性とか自分の持ってるもので勝負しろって。

やっぱり癖ある人多いじゃないですか?ドリドレ走ってる人って。でも、人にクセあるなって思われないレベルのやつって、人に認識されないんですよ(笑)

ーーー ハハハ、まぁ、そうだよね。

ヤマケン:そう、だから、ヤマケンちょっとめんどくせえな、口は達者だし、だりーな、あいつうるせえなって思われるくらいじゃないと。まぁ、でも、あいつ結果残してるしな。になればそれでいいんすよ、最後は。

ーーー うん、うん。

ヤマケン:発言の重みもそうですよね、結果残してないやつが、偉そうに喋ったところで。で?お前は何をやったのって話になっちゃうから。

それも全部自分の経験と実績残した上で、等身大の発言になれば、デカいこともビッグマウスにならないんで。

ビッグマウスってね、てめえがちっちゃいのにデケえこと言うから、ビッグマウスになるわけであって。デカいこともデカいやつが言えば、ビッグマウスじゃないから。

新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー

ーーー いやー、その通りだね(笑)

ヤマケン:ドリドレは大会系よりやっぱかっこいいがメイン。車高短かどうかは別ですよ、別の話。オレみたいにド車高短じゃなくても、かっこいいドリ車っていくらでもいるし。その車を作るルーツがどこまで見えるかじゃないですか?そういう、主催に伝わる?口で語らなくても車を見るだけでこだわりが伝わるような車。若いうちはちょっとそういうの難しいかもしれないですけど。

まずは自分が好きなことを詰め込むのが一番。あとはとにかくハングリー精神ですね、やっぱり。で、競争心。オレ最近は過去の自分をどう超えるかってとこだけど、やっぱりライバルがいた頃はあいつに負けねえでしたもんね、やっぱ。

ーーー ここ最近、若い子はすぐに降りるって話を聞くけど、競争心って大事よね。

ヤマケン:それ、ようは承認欲求が自分の思ってたレベルまで満たされないとすぐ降りちゃうみたいな。高いお金払って車を作ってもらったのに思ったよりSNSが跳ねないと降りるとかね。

みんな何者かになろうとしてるんすよ。今って何者でもないやつが何者かになれる発信ツールがいっぱいあるじゃないですか?

TikTokだとかさ、YouTubeだとかさ、ただの無名が有名人になれる時代じゃないですか?

何者かになることより、まず、なんでそれが好きなのかを一回考え直せよ、マジで(笑)。

新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー

車好きだってそう、やっぱうるせー車でブンブンやって洗車してちょっと離れたところからコーヒー飲みながら車見るのが好きとかさ。

ーーー これはパンチ効いてるな(笑)。もう、言う事ないね。

ヤマケン:ドリ車だと、ドリ車はお金かかるでしょ。エンジンやって、外装やって、足やって。プラス走り続ける上でタイヤ、ガソリン、ホイール。その中でもやっぱり残り続けてる奴ってエリートだと思うんですよ。

オレで、ドリドレはたしか7回目くらい。でも、オレより出てるかずき(PANDEMの32)とか、ほぼ皆勤賞で出てるやつとか。やっぱりやめずにずっと続けてるわけじゃないですか?

継続は力なりだし。まぁ、ドリドレの中で4ドアでは僕が一番だと思ってますけど。とにかく自分がかっこいいと思うことを妥協せずやることですよ。それを続けることじゃないですかね。

新しいドリドレマシン公開!17クラウン復活!ヤマケンインタビュー

ーーー なるほど、なるほど。じゃあ、最後になるけど、クラウンお金かけてけっこうな復活劇だった思うけど、治ったばっかし?でドリドレ出るんだよね?

ヤマケン:もちろん。復活して一発目に走ります。気合い入れますよ、今回。守ったら終わりだと思ってるんで。まじで。新しいM5がドリ車になってもそうだし。

オレは誰もやったことないチャンプ2回目を目指すんで。いつでも初心なんで、オレは。

Written by: Maruyama
この記事のMedia crew
Photographer Tomotasu
Photographer Shu
Photographer hpg
Photographer Zaru
Videographer Lowermotion
Photographer seriole.oncle.focus
Photographer 510
カメラマンのyuta
Photographer Yuta
カメラマンのDai
Photographer Dai
Photographer Stew
カメラマンのlucky
Photographer Lucky
Total
0
Shares