7月16日(日)は秋葉原で行われた「AE86のデザイナーとハチロクについて語る86ファンのための集い」に呼んでいただき秋葉原に足を運んだ。
イベント終了後、近場でAE86乗り達が集まるミーテイングがあり、以前からお声をかけていただいていたので、その足で現場に向かった。
現地の駐車場に着くと、様々なハチロクが集結しており、中には初めて見るレアなパーツを付けた車両や、痛車、ドリ車などを見る事ができた。時間が限られており、すべてを写真に収める事はできなかったが、その日の模様をレポートしたい。
今風パーツを付けたAE86トレノ
とにかく外装がきれいで、目立っていたトレノ。オーナーは長く乗るために、きっちりとメンテしている様子。バンパーはDUCEで、フォグ位置にあるダクトのカバーはDIYにて製作している。
フェンダーはフロントがノンブランドで出幅は約25mm、リアフェンダーはジュビライドで40mmワイドになっている。エアロミラーは「FCとミラーの角度が同じなんで」とFC3S用を流用。
86には珍しいリアディフューザーは「日比野さんがD1で使っていたやつと同じモデルなんですけど、サイドのジェネレーターはノンブランドのものを自分でくっつけてます」との事。
ルーフからリアハッチの斜面には、ボルテックスジェネレーターが取り付けられており、違和感なく今時のパーツを取り込んでいる印象だった。
ノンレストアの希少なAE85
ここまで程度の良い箱も、もう珍しいのではないだろうか?「2年前に購入して。当時はエンジンを載せ替えようと思ってたけど、何か、これもこれでいいなと思って。実家にハチロクが一台あるんで、その乗り比べとしても、まぁいいかなと」
車両はノンレストアで、屋内保存されていたらしく「修理費込みで高かった」という当時物の3ピースのロンシャンも“当時感”を演出するのに一役買っている。
コーナーレンズはAE86用を使用しているものの、ほぼ発売当時のAE85の姿のままという、マニアが喜びそうな車両だった。
キャブ仕様の2ドアレビン
AE86と言えば、ハッチバック派かクーペ派かという会話がよくあるが、GTウィングと張り出しフェンダーが特徴的なクーペのレビンを見かけた。
エンジンルームを見せてもらうと、OERのキャブが組まれており、ファンネルの手前に見えるのは、フューエルレギュレターで、純正のポンプのままだと燃圧が高い為、絞って送っているという。
外装はランフリーのエアロ(フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパー)で、フェンダーは前後オリジン。リアに関しては、フェンダーをスムージング加工している。出幅はフロント30mm、リア40mmワイド。
「GTウイングはD-MAX。2ドアの特権みたいな感じで。GTウイング載っけてみたら似合っちゃったんで、つけるしかないなって思って」と話してくれた。
元D1選手のペロタンを見つけた
AE86乗りの方なら知っているかもしれないが、ペロタンに会うことができた。普段は“走り”中心で、こうしたミーティングにはあまり顔を出さないというが「ミーティング面白いなぁ」と終始つぶやいていた。
ペロタンは「趣味86、彼女86、奥さん86。やっぱり86にはかなわない。オレの夢があるんすけど、86で世界遺産を周ること。まぁ無理ですね(笑)」とハチロクをこよなく愛する人物。また、そのキャラクターからか、国内外問わず様々な交流があり、グッズ販売や車両製作、走行会の開催など、昔から色々な方面でアクティブな人だ。
この日は、“足車的な白のレビン”で来ていたが、86に関しては他にもサーキット用、レンタル用、部品取り用など複数所有している。会った事のない人は、機会があれば声をかけてほしい。ペロタンワールドに触れる事ができるかも知れない。