ストリートシックという言葉は、本メディアのタイトルにもなっていますが、カスタムの状態を表現する形容詞でもあります。
ストリートシックなクルマ
ストリートシックという言葉は「チープ・シック」からインスパイアされた造語で、チープ・シックがお金を掛けなくてもできるオシャレといった意味があるように、クルマのカスタムも、ただお金をかけただけではかっこいいカスタムとは言えません。
人からリスペクトされるカスタムは造り手やオーナーが、コンセプト、あるいはイズム、美学を持ちトータルで意志を持ったクルマに仕上げたり、仕上がった状態を指します。
言葉の使い方
何だか難しいという方は「ライトチューニングだけど、色が統一されててオシャレ」「ボロボロだけど、そのボロボロがカッコイイ」「ノーブランドのパーツばかり使ってるけどカッコイイ」と感じた事はありませんか?
それらのカスタムカーは、オーナーやチューナーが、自身の個性やセンスを表現したり、オシャレをした結果です。そんな時は「ストリートシックだね」とか「シックだね」と声をかけてあげてください。
ストリートシックの定義
クルマを構成する全てのパーツ、ボディワーク。一つ一つ、ある意志の元に。それら全てをコントロールする事で、それは芸術になります。速く走らせる為、横に滑らせる為、ローフォルムを極める為。目的・ステージは人それぞれ。
ですが、マシン込められたマインドが人に伝わる時、人に訴えかける時。それが一つのスタイルを創り出している時。それはストリートシックなクルマと言えます。「究極にこだわったDIY」「誰もやった事のないカスタム」「バラバラ、ボロボロの美学」「ミニマルにシンプルに」
ストリートシックの持つ意味は、“個性、センス、オシャレ”を表現できた様子だったりします。
一般人が手が出せない多額の費用を投じて仕上げた、精密で美しすぎる物より、手造りで個性を表現した物の方が、温かみを感じたり面白かったりするものです。
あなたがカッコイイと思うスタイル。表現したいマシンはどんな姿をしていますか?
あなたのセンス、オシャレをぜひ見せてください。
ストリートで培われるカスタム
純正に見えてまるで別物のマシン、お金を掛けずにするカスタム、スワップ・流用、誰もやった事のないカスタム。ストリートで培われているカスタムの面白さを知った時、きっと病みつきになるでしょう。本メディアのインタビューではオーナー、チューナーから直接話を聞き、出来る限り詳細にカスタムファンにお伝えします。
パーツって理由があって、その理由を満たすなら値段は関係ないと思うんですよ。高い物ばっかり選んで、あちゃーって仕上がりの車もあるし、逆もある。そこをコントロールできて、トータルバランス取れてる車はもう、ストリートシックな車ですよね #StreetChic編集部